フアイア配合錠について

当オンラインクリニックで採用している「フアイア配合錠」は、約1000名の大規模臨床試験で抗腫瘍・免疫調整のエビデンスの確立された生薬フアイアに加え、古くから経験的に用いられてきた冬虫夏草、漢方薬の構成生薬として用いられる紅参枸杞子黄精を加えた処方となっています。

フアイアの効果を支える鍵となるのが、「TPG-1」と呼ばれる成分です。TPG-1は糖鎖の一種で、免疫調整作用を持つことが確認されています。細胞表面に存在し、細胞間の情報伝達に関与することで、免疫システムの安定化に寄与しています。

冬虫夏草、紅参、枸杞子、黄精は、この糖鎖TPG-1の作用をさらに強化することを目的に配合されています。

本記事では、それぞれの生薬について詳しく解説していきます。

冬虫夏草(トウチュウカソウ)

冬虫夏草は、昆虫に寄生する菌類の一種で、冬には虫の中で成長し、夏にキノコのように発芽することからこの名前がつきました。この独特な生態を持つ冬虫夏草は、古くから滋養強壮や健康維持のために用いられてきました。豊富なアミノ酸、ミネラル、β-グルカンなどを含み、現代ではその薬理効果にも注目が集まっています。

主な作用

  • 免疫力の向上
    冬虫夏草に含まれるコルジセピンが、免疫細胞の活性を高め、免疫応答を強化する働きを持つとされています¹。
  • 抗腫瘍・抗炎症作用
    コルジセピンには、腫瘍細胞の増殖を抑制し、炎症を緩和する効果が報告されています¹。
  • 呼吸器系・腎機能のサポート
    冬虫夏草は、伝統的に「肺」や「腎」の機能を補う生薬として使用されてきました²。呼吸器系や腎臓の健康維持に寄与する素材として、近年も注目されています。

紅参(コウジン)

紅参は、高麗人参を皮ごと蒸してから自然乾燥させたもので、加工過程で薬効成分であるジンセノサイド(人参サポニン)が増加することが特徴です。伝統的な補薬として利用され、近年ではその免疫調整や抗酸化作用が科学的にも研究されています。

枸杞子(クコシ)

枸杞子は、クコの果実を乾燥させたもので、古くから滋養強壮や視力改善に用いられてきた生薬です。近年では「ゴジベリー」として世界的にスーパーフードとして注目され、抗酸化作用や免疫調整作用が研究されています。

黄精(オウセイ)

黄精は、ユリ科の植物の根茎を乾燥させた生薬で、古くから滋養強壮に用いられてきました。江戸時代には砂糖漬けとして食され、現代でもドリンク剤などに使用されるなど、身近な存在でもあります。

フアイア配合錠を使った通院不要の内服免疫療法

フアイア配合錠は、フアイアに加えて冬虫夏草、紅参、枸杞子、黄精を配合することで、より多角的な免疫サポートを実現しています。これらの生薬はそれぞれ異なるメカニズムで健康を支え、またフアイアと一緒に服用いただくことで免疫機能の維持・向上に貢献します。

よくある質問

冬虫夏草(または紅参、枸杞子、黄精のいずれか)をすでに服用しています。併用できますか?

はい、基本的には併用いただいて問題ありませんが、心配な場合は無料オンライン診断後にその旨LINEにてご連絡ください。個別に回答させていただきます。

フアイア顆粒を処方されていますが、フアイア配合錠は併用できますか?

はい、併用可能です。フアイアの用量アップに加え、フアイアを補助する配合生薬(冬虫夏草・紅参・枸杞子・黄精)による相乗効果も期待できます。

引用文献

  1. Tuli HS, Sharma AK, Sandhu SS, et al. Cordycepin: A bioactive metabolite with therapeutic potential. Life Sciences. 2013;93(23):863-869.
  2. Shrestha B, Zhang W. Host range of Ophiocordyceps sinensis: a review. Mycology. 2015;6(1):1-10.