フアイアとは

フアイアって何?

槐(エンジュ)の木には数種類のキノコが生息します。その中でも老木に生えるキノコの一つに、免疫を上げる作用が特に強いものがありました。それが、学術名trametes robiniophila murr(和名:フアイア)というキノコです。

槐の老木にしか寄生しないキノコであるフアイアは稀少な上、その効果ゆえに乱獲され、現在は天然のものはほとんど見ることができなくなりました。そこで、その菌糸体(本来は樹木や土地の中にある、植物でいう根のような部分)を増殖させ、培養してエキス化したものが現代のフアイアです。

近年、キノコ類の免疫力向上効果は広く認知され、メディアでも頻繁に取り上げられています。その中でもフアイアは、1000例以上の大規模な臨床試験の実績があり、一流の医学誌にも掲載されるなど、世界的に高い評価を受けています。

免疫と病気のはなし

免疫と病気には深い相関があります。

免疫が低下することで生じるがんや感染症、免疫が亢進(暴走)することで生じる喘息やリウマチなどの自己免疫疾患や花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性疾患などがあります。
それに加え、不妊症や精神疾患、そして心血管イベントや認知症などは免疫混沌に分類され、免疫系の関与が推測されます。
現代医学的に予防や治療に限界がある領域には、免疫異常が関与している可能性があると考えられています。

免疫システムとは、自己と非自己を分ける仕組みのことです。
免疫システムの不調を表す状態は、免疫低下、免疫亢進、免疫混沌の3つに大きく分類することができます。

免疫の低下

免疫が低下することで発症するがんや感染症が最も良く知られています。

あらゆるウイルスや細菌などの病原体を排除する仕組みが免疫システムとして人間には備わっています。また、自己から発生する悪性腫瘍(がん)も、免疫システムの攻撃対象となります。

新しいがん細胞は日々生じていると言われています。その都度、免疫システムが検知し、攻撃することで悪化することを未然に防いでいるのです。その免疫システムに不具合が生じることで、腫瘍の拡大を食い止めることができず、がんが発症してしまいます。

免疫の亢進

免疫システムが過剰に反応し、暴走してしまうことです。アレルギー性疾患や喘息、腎炎、リウマチ、膠原病などがその代表です。免疫システムは、特定のタンパク質に対して個別に働いています。

例えば、花粉に対しての免疫システムが亢進すると、花粉症を発症します。単に花粉を攻撃するだけでなく、自らの目や鼻の粘膜にもダメージを与えてしまうのです。また、関節に存在するタンパク質への免疫システムが亢進すると、関節リウマチになります。

免疫の混沌

免疫を専門とする科学者からも体のいろいろな疾患や病気、症状に免疫が関与しているという指摘があります。免疫が低下して生じる疾患、免疫が亢進して生じる疾患の他、不妊症や精神疾患、そして心血管イベントや認知症、子供の発達障害などにも免疫系の関与が推測されます。

動脈硬化症や狭心症などの原因が歯科領域の感染症と、それに対応する免疫システムの過剰反応に起因しているとも言われています。そのように現代医学的に予防や治療に限界がある領域には免疫異常が関与している可能性があるのです。

自己免疫疾患で免疫力が亢進していてもがんになります。がんで免疫力が低下していても、アトピー性皮膚炎や喘息が楽になるとはかぎりません。それぞれのパーツにそれぞれの免疫反応が関わり、免疫反応が亢進したり、低下したりしているので、免疫の世界は混沌としているのです。

そして、免疫の混沌とは老化とも言い換えることができます。免疫機能も、運動能力、視力、聴力といった能力と同様に、年齢とともに衰えていきます。免疫機能が低下すると、若い頃は簡単に治っていた病気でもなかなか回復しない、あるいは抗生物質を投与しても効き目が悪い、ということが起こります。

また、免疫システムが過剰に反応してしまう免疫の亢進状態にもなりやすくなります。これまでは正常に反応していた免疫システムが働かなくなり、炎症を起こしてしまいます。このように、免疫の低下、亢進どちらの症状も起こりやすくなり、様々な疾患、身体の不調を引き起こすことが、「免疫の混沌」という考え方なのです。

免疫システムの異常に対するこれまでの医療

低下した免疫を 「上げる薬剤」は2014年までは西洋医学には存在していませんでした。

この話には多くの人が驚きます。「免疫を上げる薬はないんですか??」こんな反応です。 そこで初めてこの領域に登場するのが、オプジーボです。

オプジーボは2014年に製造販売認可され、2018年に京都大学特別教授の本庶佑(ほんじょ たすく)氏がその開発に貢献したということで、ノーベル医学・生理学賞に輝きました。 オプジーボは免疫チェックポイント阻害剤であり、免疫のブレーキを外す薬剤です。

一般的に「免疫力が上がる」という言葉をよく目にしますが、このオプジーボが開発されるまでは「免疫力を上げる」という言葉を医学の専門家は「怪しい」と思うのが常識的でした。 それまでは免疫力という定義が科学的にはなく、免疫低下により起こる代表的な病気である「がん」の治療薬開発に莫大な資金が注がれているにもかかわらず、根本原因解消となる免疫力を上げる薬剤自体が存在していなかったためです。オプジーボの登場後、免疫チェックポイント阻害剤は「免疫力を上げる」と考えることができるようになり、オプジーボの登場は、免疫低下に起因する疾患、特に「がん」の治療分野において大きな進歩と可能性を開いたのです。

免疫の亢進に作用する免疫抑制剤の代表はステロイドです。ステロイドは、免疫システム全体を低下させる作用があります。ですから、特定のタンパク質に対して亢進して働いていた免疫システムを低下させるため、花粉症、リウマチはじめ膠原病等の症状が緩和されます。

しかし、問題は長期投与時に生じる副作用です。免疫システム全体を低下させるという特徴のため、亢進している特定の免疫システム以外の、正常に働いている免疫システムも低下してしまいます。それにより免疫低下によって生じる疾患になりやすくなるのです。

多くの免疫亢進の疾患は、ステロイドをやめてしまうと症状が悪化し、ステロイドの副作用以上の苦しみにつながってしまう場合があるのです。

3つ目の免疫混沌に対しては、免疫を低下でも亢進でもない「中庸」な状態にすることが重要とされてきました。そのための薬剤や治療法は存在せず、睡眠、栄養、休養、運動などの要因をコントロールし、基本的な生活習慣を整えることが有用とされてきました。

免疫は一方向にのみ不調を示すとは限らず、あるパーツに対しては亢進作用を示したり、また別のパーツについては低下作用を示すということがあります。例えば、がんを患っている免疫低下状態でも、アレルギー疾患という免疫亢進の状態を同時に発症したりしています。これが免疫混沌状態です。

この免疫混沌に対して、全体的に免疫の働きを抑えてしまうステロイド剤や免疫抑制剤を使用したり、免疫機能全体をアップする免疫チェックポイント阻害剤の投与では解決できないことが多いのです。それぞれの状態に合わせて、免疫機能が亢進しているところは下げる、低下しているところは上げる方法が必要です。

\免疫中庸の重要性/

私たちが健康に過ごすためには、免疫を低下でもなく、亢進でもなく、丁度良い状態に保つこと。

つまり免疫を中庸に保つことが、何よりも大切です。

フアイアは、2018年に世界ではじめて明らかな抗がんエビデンスを獲得しました。明らかな抗がんエビデンスとは1000例規模の肝臓がん術後患者の5年後の生存率をゴールとしたランダム化比較試験で勝ち抜いたということです。フアイアが免疫低下の疾患で効果を発揮することが論文として世界に報告されそのエビデンスが証明されました。そして驚くことにフアイアは、免疫システムが亢進して生じる病気である乾癬、アトピー、喘息、IgA腎症などでも次々と効果のエビデンスが報告されてきています。

これまでの西洋医学では、免疫低下に対する薬剤は免疫システム全体を上げていく、免疫亢進に対する薬剤は免疫システム全体を下げていくものでした。それに対し、免疫システムが行き過ぎているところは抑え込み、低下しているところはアップさせる、要するに全ての免疫システム両方向に同時に働き、免疫システムを中庸に保つ、フアイアはそんなことを可能にするということが明らかになったのです。

フアイアのエビデンス

フアイアは、がん、免疫異常に関与する様々な疾患に対して、医薬品と同等のエビデンスを持っています。さらにエビデンスの質が非常に高く、権威のある医科学ジャーナルに掲載され、世界的に高く評価されています。

1000例規模の臨床試験でがんの生存率に対する効果

その発表内容は、「臨床で1000例規模に及ぶ肝臓がん手術後の患者に対しフアイアを投与し観察した結果、96週間後にフアイアを服用した群はしなかった群に比べて、無再発生存率で明らかな有意差があった」という驚くべきものでした。

Effect of Huaier granule on recurrence after curative resection of HCC: a multicentre, randomised clinical trial(肝細胞癌根治切除後の再発に対するフアイアグラニュールの効果:多施設ランダム化臨床試験)
Gut・・・消化器系医療学術ジャーナルとしては世界最高峰の権威を持つ

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エビデンスレベルとは?

エビデンスレベルとは、医療や健康に関する研究で使われる「証拠の信頼度」を示す指標です。これは、ある治療法や介入が本当に効果があるのかを判断するための基準となります。エビデンスレベルは、研究の方法や質によって分類され、どれだけ信頼できるかが決まります。

もっともエビデンスレベルが高い臨床試験は、症例数が多くランダム化したもの、つまり大規模ランダム化臨床試験で、かつ医師も患者も実薬か偽薬かを解らない状態で投与して経過を追う臨床試験です。医者も患者も両方を騙すので、ダブルブラインド試験と呼ばれます。しかし、このダブルブラインド臨床試験は外科治療や放射線治療では行えません。つまり皮膚に傷を付けるが、手術をしない群は設定しにくいのです。放射線治療室に入れながら、照射線を照射しないという臨床研究も難しいからです。運動の影響とか睡眠の影響もダブルブラインド臨床試験は不可能です。
しかし、薬剤では可能です。医師の恣意的な意見も、患者の思い込みも排除でき、最高の説得力を有する臨床研究になります。

エビデンスがあると言われる研究は前向きの研究で、かつ治療する群と治療しない群をくじ引きで割り当てる臨床試験です。
前向き臨床試験ではあらかじめ治療する群としない群が定められ、それを時間経過で追うので、治療を行う群と行わない群を過去のデータから解析する後ろ向き試験よりも信頼度が向上します。また、なぜくじ引きが大切かというと、個人の意思で治療を選んだ群では、人は「その治療が役に立った」と思いたくなるのです。(プラシーボ効果)
くじ引きの研究を医学的にはランダム化臨床試験と呼びます。

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2019年に超一流の生化学ジャーナルJBC(Journal of Biochemistry)に、中国の研究チームが「フアイアから『TPG-1』という新しい成分を発見し、その成分と驚くべき効果を解明した」と報告しました。
TPG-1には抗腫瘍作用、免疫調整作用があることが発見され、フアイアの抗腫瘍効果のメカニズムのひとつとして報告されたのです。

論文の中では研究チームによりフアイアの主成分であるTPG-1の単離に成功したこと、in vitro、in vivo、ヒト試験のいずれもで、抗腫瘍、免疫調整の明らかな作用が認められたこと、またその作用機序にについても詳しく報告されました。

TPG-1とは、「第三の生命鎖」と呼ばれる糖鎖の一種です。糖鎖は細胞をびっしりとアンテナのように覆っており、細胞間の情報伝達の役割を果たしています。免疫システムの安定化はこの細胞間コミュニケーションにより機能していることもわかっています。TPG-1を多く含むフアイアは細胞を取り巻く糖鎖を整え、結果様々な免疫異常の症状に効果を発揮しているのです。

大規模臨床試験で、がんやアレルギーなどの病気に対し、明らかな効果を発揮するという医学的エビデンスを持つフアイアの主たる構成成分であるTPG-1は、現在のところ唯一の治療効果と関連する糖鎖と考えられています。
※「がんの補完代替療法クリニカル・エビデンス(2016年版)特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン作成委員会」より

これまで免疫調整の作用に対して明らかなエビデンスを持つ成分はありませんでした。TPG-1は悪性腫瘍、アレルギー性鼻炎、喘息、腎炎、インフルエンザなどのウイルス性疾患の予防に有効であり、健康食品への応用により健康維持効果が期待されます。

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LINE上で簡単な質問にお答えいただくことで、
フアイア内服免疫療法がご自身(ご家族)に適しているかを
チェックすることができます。

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