他の免疫療法との違いを教えてください。

現在、がんに対する免疫療法には、主に以下のような種類があります。

■ 保険適用の免疫療法
代表的なものに「免疫チェックポイント阻害薬」があります。
これは、がん細胞によって抑制されている免疫細胞の働きを回復させる治療法です。保険適用となるがん種が限られており、点滴による治療が中心です。副作用として、免疫が過剰に働くことで自己免疫性の合併症を起こすことがあります。

■ 自由診療の免疫細胞療法
患者さんご自身の免疫細胞(NK細胞やT細胞など)を体外で培養・活性化させ、再び体内に戻す治療法です。細胞の採取や点滴投与のため通院が必要で、複数回にわたる工程を経るのが一般的です。自由診療のため費用は比較的高額になることがあります。
※副作用の有無や治療回数、適応となるがん種などについては、実施医療機関に直接ご相談ください。

■ フアイア内服免疫療法(当院で実施している自由診療)
「フアイア」という生薬をベースに継続して内服することで、免疫のバランスを整えることを目的とした療法です。抗腫瘍作用や免疫調整作用に関するエビデンスも報告されており、からだへの負担が少ない点が特徴です。

「免疫を高める」ことに加え、過剰な免疫反応を抑えつつ、低下した免疫機能を補うという調整的なアプローチを行います。

また、フアイア内服免疫療法は、免疫チェックポイント阻害薬を含む他の治療法とも問題なく併用が可能です。副作用が少なく継続しやすいため、補助的な治療として取り入れられる方も多くいらっしゃいます。

主な副作用として一時的な下痢が報告されることがありますが、次第におさまる方がほとんどです。現在のところ重篤な副作用は確認されていません。

さらに、通院は不要で、オンライン診療を通じて全国からのご相談・ご利用が可能です。